チカゴロの呉女

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zoom RSS 正倉院展 〜オビトくんのシュミ?〜

<<   作成日時 : 2006/11/08 17:46   >>

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三連休は奈良へ行ってまいりました。この時期恒例の正倉院展へは「今年は行く?どうする?」とかいうことを一切考えずに「行く!」ことにしてるんです。

大阪行きの「青春メガドリーム」という激安バス(各種割引使用で片道4000円)に乗りました。なぜ安いかといえば、長さ15mもある大型バスに四列シートで、リクライニングもそこそこという詰め込み方で80人。普通の夜行バスの3倍くらいの人数を運ぶからです。毛布とかスリッパもついてません。こういう効率的合理主義はナニかとは思いますけど、安さには変えられない。で、やっぱり眠れませんでした。それにけっこう揺れる。まあ、普通の夜行バスでもあまり眠れないことを考えれば、これでいいのかな、と。

大阪に着いて、例年は9時の開館前には奈良博に着くように行くのだけれど、ちょっとトラブルがあって、10時に到着したところ、春日大社の一の鳥居あたりまでいくかという長い行列!なんなのこれ〜〜〜???
二年くらい前から後援が朝日新聞から読売新聞にかわり、読売がやたら宣伝に力を入れていたことは確か。特に今年は関西ではテレビや新聞や招待券やらで、そうとうな攻勢をかけたらしい。国立博物館も独立行政法人になって儲けなければいけなくなったから、客が増えるのはいいことなんだけれど、それにしても異様だ……。結局1時間ほど並んで入場。もちろん中もごった返しているけれど、それはいつものこと。

今回の出陳物には螺鈿の琵琶だの鏡だの、という派手なものがないから、正倉院初心者の方にはちょっと地味だったのではないかしら? 図録の表紙になっている孔雀の刺繍は幡に施されたものだけれど、実物をみるとその幡はかなり虫食いがはげしく、かろうじてその刺繍部分は残っていた、というもの。みなさん「あら〜、すごい虫食いやね〜」と……そこを鑑賞するんじゃないんだってば……(笑)
私が正倉院グッズの中で特に好きなアイテムは「刀子(とうす)」、つまり小刀なんです。といっても武器ではなくて文房具。今でいうペーパーナイフにあたるかな? 当時は木簡を使うから、役人さんなどはそれが「消しゴム」がわりでもあったんですね。これが鞘におさめられてる。正倉院御物はこの実物とケースの組み合わせも面白かったりしますけど、この小さな刀子も例外でなく、刀も鞘も美しい! これを感動して見てましたら、となりの方が「お雛様の刀かしら?」…………(汗)

気を取り直して。今回の目玉はなんと言っても国家珍宝帳です。つまりこの正倉院コレクションのはじまり、光明皇后が聖武天皇遺愛の品を奉納した際の目録です。これが端から端まで、全長15m(つまり青春メガドリームと同じ長さだ)すべて見れます。普段は列に並んだりしないで会場を泳いでいる私ですが、こればっかりは並んでガラスケースに張り付きました! なにしろ、実際に正倉院に残っているものと、ここに書かれているものが、1250年を経て、すべてとはいわないまでもかなり一致している、ということそのものが、奇跡なんです。特に最初のほう、何年か前に出陳されたのを見ましたが天武朝の天皇に代々受け継がれた厨子があるんです。「右件図示是飛鳥浄御原宮御宇 天皇傳賜藤原宮御宇 太上天皇天皇傳賜藤原宮御宇……」とちゃんと書いてあるんですわ。感激しちゃいました。そして意外だったのは……。

会場内は混雑してるから、オオアマさまとは別行動。時間を決めて展示の最後のところで待ち合わせします。そこでおちあうなり「国家珍宝帳は全部読んだよ」「オレも読んだ。あれ意外だったのはさ〜」「意外に武具の類が多いでしょ?」「そうそう!それなんだよ!」「真ん中あたり、刀とか弓とか鎧みたいなもんばっかり。もっとリビンググッズが多いのかと思ってた」「意外とオビトくん(聖武天皇のこと)って、武具マニアだったりして!」「そうそう! 私もそう思った! イメージ違うな〜」「オビトくんの新しい一面を発見?」と大興奮しまくってるこの夫婦っていかがなもんでしょう??
それにしても……刀の刃がキラっと光るのを見てムフッとするオビトくんなんて……想像すると……面白すぎる!!(妄想しすぎ〜〜!!) 
あ〜〜〜〜、有意義な正倉院展だった!(笑)

この日は奈良市内に宿をとることができず、なんとか予約できたのが長谷の老舗旅館井谷屋。それで長谷まで行ったのですが、旅館は料理もよくお風呂も天然温泉でことの他大満足。翌日は朝一で長谷寺にお参り。少し紅葉には早かったかな。それからオオアマさまは行ったことがない、という室生寺に行くつもりでいましたが、なんとこの連休中に平城宮で復元中の大極殿の特別公開をやっているとの情報が。いままでにもなんどか特別公開はあったけれど、なかなか見れる機会がなかったのです。室生寺はいつでも行けるから、と急遽予定を変更して奈良に戻りました。これも面白かった〜〜〜。こちらはアルバムをつくろうと思います。

「やっぱりこっちにいると面白いことがいっぱいあるな……」。オオアマさまは翌日の仕事のために帰るのですが「呉女は明日も休みなんだから、もう一日いてもいいよ」。お言葉に甘えて私だけ京都にもう一泊させていただきました。携帯であいてる宿を探して予約ができちゃう。便利な時代ですね〜。気分は「奈良!」だったから翌日はまた奈良にもどりました。長谷まで南下していて明日香を素通りしたのがツラかったから、やっぱり明日香へ足が向いてしまいました。お決まりコースを歩いて、大海人さま讃良さまのお墓まいりをして、ご機嫌で帰ってきました。
実はここのところ、いろいろストレスがたまってイライラしてたので、すごーくいいリフレッシュになりました。
やっぱり奈良はいいなあ。奈良検定受けようかなあ?
……今年はやめとこ。戦国時代とごっちゃになるから。

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